ケースサイズに騙されないで!
こんにちは!
岩田屋 時計サロン店長の中内でございます。
…タイトルがちょっと攻めすぎてますね(汗)
「騙してないし!」「いちゃもんつけんな!」「ちょっと体育館の裏に来…!!」 ――ごもっともでございます。表現って難しいですね。
確かに、ケースサイズの数字はしっかりと計測された揺るぎない基準値で、大切なものです。
ですが、博多っぽく言わせていただくと――
「とりあえず一回着けてみんね!」
ということなんです。
(※ちなみに私は博多弁がしゃべれません。間違ってたらごめんなさい!)
さて、「ケース径」とは、リュウズ(つまみ)を除いた時計本体の左右の幅のこと。
でも、実際に腕に着けたときに感じる“見た目の大きさ”は、それだけじゃないんです。
たとえば…
• ケース上下(ラグ含む)の長さ
• ラグの形状や裏蓋のふくらみ
• 腕との隙間のフィット感
• ムーブメントの配置による重心の取りやすさ
• さらには服装とのバランス などなど。
こうした要素が合わさることで、数値とはまったく違う印象を受けることがあります。
たとえばこんなシーン。
身長180cm、腕周り18cm(!!)の体格の良い方が、36mmの薄型時計を試着。
「いや~、これはちょっと小さいな…」
そうですね。でも、その方がパリッとスーツにワイシャツを着こなしていたら?
意外と“知的で品のある時計”としてハマってしまうかもしれません。
逆に、身長16●cm、腕周り15.5cmの中内が、44mm径のパネライを着けると…
「デカっっ!!」
でも、半そで短パンに合わせてみたら?
「あれ? 意外といけるかも?」ってなるんですよね。
もちろん、全てが覆るわけではありません。
でも、デザインが気に入っているのに、“サイズ”だけで候補から外してしまうのは、ちょっともっ
たいないと思うのです。
だから、まずは 「一回、着けてみんね!」なのです。
ちなみに、よくあるのが――
腕周り16.5cmの方が「自分、腕細いんで…」と遠慮されるケース。
そのたびに私、思うんです。
「私より細くないですって!」(笑)
ぜひ、私の腕と比べてみてください(笑)
そして、カタログやWebではわからない“サイズ感の納得”を、試着で見つけてくださいね。
その瞬間、「あ、意外といけるかも?」という感覚が“ポロっ”と生まれるかもしれませんよ。